基本理念

   「今こそひとつに さぬき発進 」

基本方針

  1 メンバーの融合がすべての最優先。

  2 友情・奉仕・修練の基本に戻る。

  3 我が街から2市7町が活動エリアにな 

    るので考えを変える。

  4 メンバーの資質の向上 (JCでしか学 

    べないことを学ぶ)

(社)さぬき青年会議所

第2代理事長 山地 浩司

キーワードは「変わる」と「学ぶ」
1.はじめに

私には忘れられない日はたくさんあるけれど1998年11月22日も私の生涯の中で忘れられない日となりました。11月22日認承証伝達式の翌朝23日朝7:40高松空港で新田会頭はじめ役員の方を見送った後、私は心の中で伊原勝志君に「おまえが計画した予定どおりの期日に役員会、理事会、記念コンペ、認証伝達式、そして社団法人の取得がたった今終わったぞ約束は守ったぞ。これで安心してくれ。」と話しました。私が初代伊原理事長の代理として決まったときから私は伊原と約束しました。いつまでも、伊原、伊原というなと誰からも言われました。しかし、わたしには彼が決めた予定どおりの11月22日の認承証伝達式が大成功に終わらないと青年会議所活動をあれだけ一生懸命してきて志し半ばで命を落とした伊原勝志は報われないと思っています。理事長としての目標や方針はありました。しかし、今は彼が決めた日、決めたことのひとつひとつを忠実に実行し善通寺、丸亀のメンバーがひとつになって協力して、同じことに取り組み友情を作り上げることが先決であると考え11月22日を迎えました。今までみんなやったことのない事業をさぬき青年会議所のチャーターメンバーとして旧善通寺丸亀両青年会議所混合部隊で、予算上、手作りでの認証伝達式を行いました。ここまで来るのにもみんなは大変だったと思います。そして、またいろいろなことがありました。思うように行かずイライラして怒ったり、社団法人取得が間に合わないかもしれないとあきらめかけたり、22日直前にマニラJCI世界会議に急遽出席したり等々。式典部会では苗田部会長はじめメンバーの皆さん、懇親会部会では宮川部会長はじめメンバーの皆さん、記念事業部会では川滝部会長はじめメンバーの皆さん、理事広報渉外部会では西本部会長はじめメンバーの皆さん、そして山本監事はじめ子供太鼓担当のメンバー、位野木、片岡両君のみごとな司会役のメンバー、そして高橋副専務理事はじめ日本JC関係担当者、社団法人取得、予算や横の連携をしてくれた崎川君、高畑専務理事をはじめスタッフ、そしてすべてのメンバーの皆さん本当にありがとうございました。心より感謝しております。これでようやく今度は自分との約束に移れます。

2.メンバーの融合が最優先

事務局もひとつになりLOMもようやく香川県、中讃2市7町、日本JC、すべてのメンバーに晴れて(社)さぬき青年会議所を宣言することができました。この統合により我々は中讃20万都市実現であり、すべての活動、行動は中讃2市7町を対象としなければなりません。メンバー数も130名あまりの四国で5番目のLOMとして、また県都LOM以外では四国で最大のLOMとして、みんなが注目をしています。しかし、統合によっていろいろな問題が起こります。今まで別々のところでお互い最良の方法でやってきた以上それぞれのやりかたの違いやJCに求めるものの違い等々で衝突も起こります。しかし、我々は青年会議所から給料をもらっている訳ではありませんし、無理やり入ったのではなく何かを求めて入ったはずです。人のため街のため何か役に立つことをやるために集まった素直な人ばかりです。小さいことにとらわれずお互いを理解し会える懐の大きな人間になってほしいと思います。「人はひとによって磨かれる。」私の好きな言葉の一つです。その意味では私自身も勉強の一年です。実際、統合の初年度として2市7町統合を語る前に我々の融合が先決です。それぞれの奉仕:修練を体得してもらいたいと思で通り遊ぶときは大いに遊び、やるときは徹底してやる。けじめをつけた活動をやって行きましょう。そしてすべての決断は融合を第一基準とすることを皆さんに申し上げます。まちづくりとひとづくりの二本の柱で進めます。まちづくりの出来るひとづくりこそ青年会議所の役目だと確信しております。今いるメンバーはこの記念すべき統合にチャーターメンバーとして立ち合った訳ですから今後とも大いに胸を張って活動してください。そして一歩づつ素晴しい会に作り上げて下さい。また理事メンバーはその中でも特に選ばれたメンバーですので今後のさぬき青年会議所を決定する重責があることを自覚して下さい。「会員数だけは多いけどなぁ。」と言われないように、また「さぬき」の名を使うのに恥じない団体として、私を含めメンバー一人一人の資質の向上を求めます。今、まさに我々の行動が問われています。また他のLOMや団体からも手本とされる団体を目指します。

3.JCで学ぶ

21世紀を目の前にして日本の経済はいまだかってない経済不況の真っ只中にいます。右肩上がりの経済しか経験したことのない我々国民はどう解決してゆけばいいのかさえ分からない状況であります。ただひとついえることは今の産業構造自体が変革の時期を迎えていると言うことです。今、始まっている競争は、日本の社会経済の体制が護送船団(弱者も生きられる)の社会から優勝?モヘ劣敗の(弱者は生きられない)社会になることの国民的な合意ができたということです。今までの経済状況では誰でもがある程度企業運営をやって来れました。優勝劣敗の経済とは優れたものしか生き残れない、すなわち生産性の低い企業が淘汰されることです。今、各地域で同業種のうち4割の会社がなくてもやって行けるそうです。それほど競争が激しいということです。このような経済状況のなかでJC活動をやって行く訳ですから仕事優先になって来ます。全国で一時65,000名いた会員が55,000名になろうとしています。  しかし、我々は変革の能動者としてこの地域に貢献して行く義務もあります。何としてでもJCメンバーの社会は絶対勝ち残らなければなりません。  貴重な時間とお金を使って出席する訳ですから必ずなにか学ん活動にしてください。  またメンバー全員が異業種の経営者や幹部ですのでJC活動を通じて異業種から何かを学んでください。必ずいいヒントがあるはずです。  そして、もっと仕事に生かせるJC活動にして下さい。そして最後に大切なことは「楽しくなければJCでない。」 このことを忘れないで下さい。そうすればもっともっとメンバーの出席もよくなるし、新入会員も増えます。そしてもっと大きなことも出来るようになります。最後に「変わる」と「学ぶ」を1999年のさぬき青年会議所のキーワードとして掲げます。ラジオの人生相談ではありませんが、変えなければならないことは変えて行きます。変えてはならないことは変えません。時代が刻々と変わっているのにJCだけが変わらなければ時代に取り残されて存続できません。どうか大変な1年間になると思いますがよろしくお願い致します。